ここでは、解凍機になぜ衛生管理が必要なのかを解説していきます。食品を扱う会社として知っておきたい情報をまとめています。
食品衛生法の改正により、「HACCP」という食品の安全性を高める衛生管理が、2021年6月から義務化されました。
従業員が51人以上いる食品を扱う事業者・営業者は全て対象に含まれ、HACCP制度を基準とした衛生管理の方法を取り入れなければなりません。
細かく7原則12手順(※)が決められているのですが、実施に伴い衛生管理を見直す企業は増えています。
「HACCP」の概念の導入により、解凍機にもより衛生管理が求められますが、食品を扱っている以上、衛生管理に薬品を使用することはなかなか難しいのが実情。
当サイトで紹介している解凍機メーカーの中に、薬品を使わずに衛生管理を行える解凍機を販売しているメーカーがありました。
フジ技研工業では、解凍機にUV-C殺菌ランプを搭載しており、庫内の雑菌が繁殖するのを防ぎます。
紫外線による殺菌方法は、食品を扱ううえで取り除かなければならない菌・ウイルス・カビを抑制します。
中でも、同ランプはとりわけ紫外線が強いといわれているので、衛生面が気になる企業も安心して利用できるでしょう。
フジ技研工業では、ミスト式の解凍機を販売しています。自然解凍では難しい庫内の温度の均一化ができるため、表面も芯も同じく温度を上昇させられるのです。
圧力と温度を一定に保とうとする相互作用が生まれ、温度が低い部分には高温で加熱し、温度が高すぎる部分には低温で加熱してくれるというメリットがあります。
凍結状態から解凍すると発生しがちなドリップを逃さず、品質を優先して解凍できます。
解凍後、庫内で臭いが感じられず、驚くほどです。新タイプのUV-Cは湿度にも十分耐えることのできる性能で安全です。庫内の熱交換器のカビ対策にも万全です。
毎日の牛肉の解凍工程に導入いただき、次工程のトリミングワークがかなり良くなったとの評価をいただき、休日にも自動運転で対応ができますので管理がしやすくなりました
札幌市内のハムメーカー様にFH-A2000型を解凍台車6連結で納入。18年前にも1台を納入しておりましたが、この度、増産と品質管理の面から新型解凍機の追加導入となりました。新しいのは以前のと比べてかなり改良されているというお言葉をいただきまして、実際に解凍しても品質に好影響をもたらすということでした。
解凍量 | 60kg~50t |
---|---|
食材 | 肉類(牛・豚・鶏・馬)・魚介類(魚・貝・魚卵)・その他(つゆ・野菜ペースト) |
解凍時間 | 30~120分 |
住所 | 宮城県宮城郡利府町中央3丁目5-1 |