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麺を解凍する際のポイント

業務用解凍機の使用において、特に冷凍麺を解凍する際のポイントや注意点、さらに麺類に適した解凍機を取り扱うメーカーをまとめて紹介します。

冷凍麺を解凍する際のポイント

冷凍麺を美味しく解凍するポイントは、強めの熱で素早く加熱することです。

冷凍麺とは、一度茹で上げた麺を急速凍結している状態であるため、麺同士がほぐれる程度に解凍すればもう美味しく食べることが可能です。

熱湯で茹でる場合は60秒程度を目安に、マイクロ波や高周波を用いて回答する場合は商品ごとに規定されている推奨時間を守って解凍しましょう。

業務用の冷凍麺で、短時間で大量に解凍したい場合には、熱湯で茹でるよりもマイクロ波や高周波も使って解凍する方が、一気に多くの面をスピーディに解凍できるためおすすめです。

冷凍麺を解凍する際の注意点

冷凍麺を美味しく解凍する上で注意するべきポイントは3つあります。まず一つ目に、絶対に自然解凍しないことです。

冷凍麺を常温で放置すると、他の食材と同様に表面からじわじわと解凍し始めますが、自然解凍は解凍に時間がかかるため冷凍麺がのびてしまい、食感が失われてしまいます。

次に、流水式の解凍方法も避けた方が良いでしょう。食べられる状態まで戻した麺を流水や氷水で冷やして締めることは麺にコシを持たせるために有効です。

しかし、麺が凍っている状態のまま水に浸すのは、解凍まで時間がかかりすぎて麺が伸びてしまうためおすすめできません。

最後に、一旦解凍した麺を再度冷凍することも避けましょう。

解凍した麺の再凍結は時間を要し、その間に麺位含まれるグルテンや澱粉といった成分が結合することで食感が損なわれてしまいます。

冷凍麺用解凍機を販売する会社

直本工業

直本工業が製造販売を手がける業務用解凍機「Si-Pronto」は、冷凍麺の解凍を目的として製造されています。

水蒸気を用いた解凍方式を採用しており、スピーディな解凍が魅力です。冷凍品の分量にもよりますが、一般的な冷凍麺であれば20秒ほどで解凍が可能。

直感的に操作しやすい作りとなっているため、熟練工を必要とせず誰でも簡単に活用できる点も特徴です。

Recom
mended

おすすめ解凍機メーカー4選

サイト内で紹介している解凍機の特徴についてまとめました。食材やニーズに合わせて適した解凍方法を選びましょう。

そのまま提供する生食品を
食感を変えずに解凍できる
低温高湿解凍
フジ技研工業
低い温度でも均一に解凍可能
  • 製品数:9製品
  • 解凍量:60kg-50,000kg
  • 食材:肉類(牛・豚・鶏・馬)
  • 魚介類(魚・貝・魚卵)
  • その他(つゆ・野菜ペースト)
  • 解凍時間:3-12時間

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形状や大きさが不ぞろいの食品を
スピーディーに解凍できる
マイクロ波解凍
明治機械
秒単位で解凍可能!
ハイパワーの解凍能力
  • 製品数:5製品
  • 解凍量:20kg-15.4t
  • 食材:肉類(牛・豚・鶏)
  • 魚介類(魚)
  • 果物
  • 解凍時間:35秒-4分54秒

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分厚くて大きな塊の食品を
中まで均一に解凍できる
高周波解凍
山本ビニター
高周波で中までムラなく解凍可能
  • 製品数:10製品
  • 解凍量:60kg-4,000kg
  • 食材:肉類(牛・豚・鶏)
  • 魚介類(魚・海老)
  • その他(野菜・パン・菓子)
  • 解凍時間:任意

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袋詰めされた調理済食品を
手軽に解凍できる
流水解凍

共生テクノス

少量からOK!
エコな水循環式の流水解凍
  • 製品数:2製品
  • 解凍量:10kg-180kg
  • 食材:真空パックされている肉類や魚介類、加工食品
  • 解凍時間:公式HPに記載がありませんでした。

公式HPへ

※2023年6月23日時点、Google検索「解凍機」で上位に表示される解凍機を販売・製造するメーカー41社の中から、各解凍方法別に製品数が多い会社をおすすめの会社と紹介しています。