業務用解凍機の使用において、特に野菜を解凍する際のポイントや注意点、さらに野菜に適した解凍機を取り扱うメーカーをまとめて紹介します。
野菜は冷凍しておくことで長期保存が可能になるため、日々大量の食材を利用する食品加工現場や飲食店などで役立ちます。
野菜を解凍する際のポイントとしては、生の状態で冷凍した野菜は高周波などによる加熱解凍、冷凍前に下茹でを済ませていた野菜は流水解凍が向いています。
小松菜などの葉野菜は、手を加えずに常温で放置しておくだけで風味を損なわずに自然解凍できます。
野菜の冷凍保存や解凍に関して注意すべき点は、全ての野菜が冷凍保存に適しているとは限らないことです。
一般的に、野菜は生鮮食品など他の食材と同様に、冷凍することで品質を落とさず長期保存が可能になります。
しかし、トマトやレタス、きゅうりといった水分を多く含む野菜、またニンジンやゴボウ、だいこんなど繊維質な野菜に関しては、解凍後に食感が損なわれやすいため、常温保存が適しています。
山本ビニターが開発販売を手がける高周波解凍機「テンパトロン」は、取扱い品の内部から熱を起こして解凍する内部加熱方式を採用しており、野菜の解凍ができます。
特に、小型バッチ式のテンパトロンは厚み5cm~20cmまで広範囲な冷凍品の解凍に対応。
野菜など少量多品種の解凍に適しているため、コンビニやスーパー関係の食品工場に多く導入されています。
フジ技研工業が製造販売を手がける低温高湿解凍機「解凍マイスター」は、野菜をはじめとして肉や魚など様々な食品に対応しています。
優れたコントロール盤を用いた操作性の高さや、超高出力紫外線殺菌ランプによる解凍庫内の防臭・衛生対策、さらに流水解凍機と比較して1/8しかかからない維持費の安さが魅力です。
三菱電機冷熱プラントの手がける低温高温度解凍機「ハイブリッド・デフロスター」は、野菜をはじめとして肉類や魚介類など食品全般の解凍に対応しています。
相対温度が100%に近いスーパーヒート水蒸気を用いて低温のままで解凍するため、食品の品質を損なうことなくムラのない均一な解凍が可能です。
同じ「低温高湿(ミスト)解凍」でも、メーカーによって想定する現場・得意な食材・強みの核心はまったく異なります。
魚卵・ハム・寿司・ホテル・大型プラント——5社のポジションを用途軸で比較しました。
魚卵・精肉・ハム原料など品質が利益に直結する食品加工工場向け。UV殺菌・ファン水洗い・センサー制御が三本柱。
100年の産業機械メーカーが提供する大型解凍システム。工場新設・ライン設計とセットで導入できる唯一の選択肢。
寿司・刺身・ギフト肉など「凍結前の品質に戻す」ことを最重視。凍結機とセット運用で食材ポテンシャルを最大化。
業務用冷凍冷蔵庫で国内シェアNo.1。ホテル・病院・大量調理施設で冷却機器を一括導入・一括メンテできる強み。
既存の冷蔵設備を活かした改修型導入。飲食店〜中型工場まで、スペース・コストの制約が大きい現場の現実的な選択肢。