粉ものの保存方法について、冷凍保存しても問題ないか気になっている人も多いのではないでしょうか。ここでは粉ものの冷凍保存とポイントについて紹介します。
粉ものは水分をほとんど含んでいないため、冷凍による凍結・解凍によって品質が変化しにくいとされています。そのため、粉ものを冷凍しても問題ありません。
常温でどこかに保存しておくよりも、冷凍することで害虫や微生物の繁殖を抑えることができます。冷凍庫内の温度は氷点下に保たれるため、繁殖しにくい環境となり、異物混入の対策にもなります。
冷凍庫の密閉した空間に保存することで、空気や湿気が入り込むことを防ぐことも可能です。外部からの影響を抑え、品質をキープさせることができます。
粉ものは冷凍保存することで賞味期限を延ばすことも可能です。小麦粉やパン粉は通常、常温保存で1〜2ヶ月以内に使い切ることが想定されていますが、冷凍保存することで約6ヶ月程度、賞味期限が延ばせるといわれています。
また、粉ものは水分をほとんど含まないため、風味や香り、栄養素などがそのまま保たれ、次に使用するときに劣化を感じることなく楽しめます。そのため、食材のロスを減らせるのも冷凍保存のメリットです。
粉ものの劣化を防ぐため、密封した容器で保存するようにしましょう。容器に移したらすぐに密封し、冷凍庫に入れることが大切です。
密封容器を使用する際は、必要に応じて分量を調整することが大切です。小分けにすることで、使用時に必要な量だけ取り出し、残ったものは空気に触れさせずに保存できます。
冷凍保存した粉ものを使用する際は、冷凍庫から取り出しそのまま放置してしまうと、結露する可能性があります。冷蔵保存よりも冷凍保存の方が、常温との温度差が大きいため、結露のリスクも高くなります。
結露してしまうと菌の繁殖などで品質に影響が出てしまうため、冷凍庫から取り出したあとは素早く使用、戻すようにしましょう。
冷凍保存の前に賞味期限や使用期限を確認してから冷凍することが大切です。冷凍保存することで賞味期限は延ばせますが、必ず品質が保たれるわけではありません。
賞味期限と使用期限を確認し、できるだけ早めに使い切ることを意識しましょう。
粉ものは冷凍保存すると、小麦粉やパン粉、片栗粉など、種類問わず解凍する必要がありません。水分を含まないため、冷凍庫に保存しても粉自体は固まらないのです。
そのため、解凍する工程がなく、常温保存のときと同様に使用時はサラサラの状態です。賞味期限が延ばせることや品質が保たれること、使用時に不便がないことなど、粉ものを冷凍保存するメリットは多いです。
サイト内で紹介している解凍機の特徴についてまとめました。食材やニーズに合わせて適した解凍方法を選びましょう。