いも類を解凍する際のポイント

いも類の保存方法について、冷凍保存の可否や解凍について気になっている人も多いのではないでしょうか。ここでは、いも類の冷凍と解凍について詳しく解説していきます。

いも類は冷凍しても問題ない？

いも類は一般的に冷凍保存が可能とされています。冷凍保存することで長期的に保存することができ、食材を無駄にすることなく使い切れるメリットがあります。

また、加工済みのいも類を冷凍保存することで、調理時間の短縮にも繋がります。ただし、冷凍保存の方法はいもの種類によって異なるため、以下のポイントを押さえながら冷凍保存してみてください。

いも類を冷凍する方法

さつまいもを冷凍保存する場合

さつまいもを冷凍保存する場合は、3パターンに分かれます。以下の手順で行いましょう。

茹でてから冷凍する場合

さつまいもをよく洗う
適当な大きさに切る
茹で上がったら水気をとる
冷めたら保存容器に入れて冷凍庫で保存する

焼いてから冷凍する場合

焼いたさつまいもを適当な大きさに切る
水でアク抜きする
粗熱をとり保存容器に入れて冷凍庫で保存する

生のまま冷凍する場合

さつまいもをよく洗う
適当な大きさに切る
水でアク抜きする
水気をとり保存容器に入れて冷凍庫で保存する

じゃがいもを冷凍保存する場合

じゃがいもは冷凍保存することが可能ですが、そのまま冷凍すると食感や風味が大きく変わるため、加熱処理してから冷凍保存するとよいでしょう。以下の手順を参考にしてください。

じゃがいも湯通し・電子レンジで蒸す
水気と粗熱をとる
小分けにして保存容器に入れ冷凍庫で保存する

じゃがいもの用途にもよりますが、マッシュポテトにしてから冷凍保存することも可能です。そうすることで調理時間の短縮にも繋がるでしょう。

やまいもを冷凍保存する場合

やまいもを冷凍保存したい場合は、やまいもの状態によって方法が異なります。

生のやまいもを冷凍する場合：適当な大きさに切ってから、保存容器に入れるかラップで包んで冷凍保存します。保存容器を使用する場合は真空包装、ラップを使用する際は隙間をなくすようにしましょう。
すりおろしたやまいもを冷凍する場合：すりおろしたやまいもを冷凍する場合は、保存容器を使用し真空包装しましょう。
調理後のやまいもを冷凍する場合：調理後のやまいもを冷凍する場合は、保存容器で真空包装するかラップで隙間のないように包みます。

干し芋を冷凍保存する場合

干し芋を冷凍保存する場合は、ラップでひとつずつ包み、保存容器で真空包装することで、6ヶ月程度冷凍庫で保存することが可能です。

里芋を冷凍保存する場合

里芋を冷凍保存する場合は、生のまま冷凍する場合と、加熱してから冷凍する場合で方法が異なります。

生の里芋を冷凍する場合：大きいサイズの里芋は保存容器で真空包装します。小さいサイズや薄く切った里芋は、使用分ずつラップに包み、保存容器で真空包装しましょう。
加熱後の里芋を冷凍する場合：茹でたままの状態か、マッシュ状にしてから使用分ずつラップに包み、保存容器で真空包装しましょう。

いも類を上手く解凍する方法

冷凍したいも類は上手に解凍することで、美味しく食べることができます。種類別の解凍方法は以下を参考にしてください。

さつまいもの解凍

基本的に自然解凍で処理するとよいです。急ぎの場合は電子レンジでの解凍も可能です。また、加熱処理しているさつまいもであれば、そのまま調理に使用することができます。

じゃがいもの解凍

じゃがいもの解凍は電子レンジで加熱しながら行います。切ってから冷凍したじゃがいもについては、そのまま調理するとよいでしょう。

やまいもの解凍

やまいもはカットして冷凍保存した場合、そのまま調理に使用します。すりおろしたやまいも、調理後のやまいもを解凍する際は、流水解凍か加熱調理にて処理します。

干し芋の解凍

干し芋を解凍する場合は、冷蔵庫に移してから5時間〜12時間程度置いて解凍されるのを待ちましょう。すぐに解凍したい場合は、電子レンジで解凍しても大丈夫です。

里芋の解凍

冷凍した里芋は、解凍せずにそのまま調理に使用することができます。皮付きで冷凍した場合は、電子レンジで加熱することでスムーズに皮を剥くことが可能です。

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