解凍機はメーカーごとに違いがあり、その清掃方法も異なっています。自動洗浄機や人の手による洗浄など適切な方法を選択しないと故障のリスクが高まりますので、注意が必要です。
清掃方法が異なる解凍機についてそれぞれ清掃方法をまとめました。
ここではフクシマガリレイ株式会社が提供しているステップ運転機能付解凍庫の清掃方法について説明していきます。
トレイ金具や棚柱を取り外せる構造になっている他、防水仕様の庫内ファンを搭載しており、庫内を水洗いすることも可能となっています。
ステップ運転機能付解凍庫の清掃は、庫内清掃・外装清掃・乾燥運転という3つの手順に加え、定期的な凝縮器フィルター清掃があります。
中性洗剤を含ませたダスターを用いて洗浄した後、洗剤が残らないよう丁寧に水拭きします。
庫内に水滴が残っているとカビが発生する原因になりますので、拭き取りきれなかった水分を乾燥させます。
上下2部屋あるので、乾燥させたい部屋を選択。乾燥時間の設定などは取扱説明書の通り行なってください。
機械室パネル内の凝縮器フィルターを取り外し、中性洗剤を入れた水またはぬるま湯でフィルターを洗浄。網目に詰まった埃はブラシを使って取り除いてください。
なお、凝縮器フィルター清掃は月1〜2回程度が推奨されています。
東芝ライフスタイル株式会社が提供する真空マイクロ波解凍機は、マイクロ波加熱と真空昇華冷却によってドリップの発生原因となる急激な加温や食材の表面と芯部の温度ムラを抑える、ハイブリッド解凍方式を採用した解凍機です。
東芝真空マイクロ波解凍機は、1日の作業終了後、毎回の清掃が推奨されています。
付着している食材のカスや塩素系洗剤を、アルコールを含ませたダスターなどで拭き取ります。
トレイを取り外して中性洗剤で洗浄します。庫内の拭き取りはできるだけ水ではなくエタノールスプレーなどを使用し、水滴なども丁寧に拭き取ってください。
「ピークタイムに急な解凍作業が追いつかず、調理スタッフが現場で混乱してしまう」「解凍ムラによって食材の品質が低下し、クレームにつながる」といった問題は、多くの法人企業様が直面している課題ではないでしょうか。これらを解決し、作業効率を飛躍的に向上させながら、食材の鮮度・食感をしっかり維持して短時間で解凍できるのが最新の業務用解凍機です。導入によりオペレーションの円滑化や顧客満足度の向上はもちろん、スタッフの負担軽減など、多方面にわたるメリットが期待できます。
引用元:フジ技研工業公式HP
https://www.fujigiken.net/thawing
特徴
解凍方法
低温高湿解凍
冷たい湿気で鮮度と食感を保持
引用元:プロトンエンジニアリング公式HP
https://proton-eng.co.jp/
特徴
解凍方法
プロトン解凍
磁場と電場で細胞を守り品質維持
引用元:明治機械公式HP
https://www.meiji-kikai.co.jp/microwave/
特徴
解凍方法
マイクロ波解凍
マイクロ波で素早く均一に解凍