国税庁のサイトで調べると、解凍機は「機械・装置」の分類に該当します。解凍機の耐用年数というジャンルはありません。そのため、業態や業種ごとに耐用年数を調べることが必要です。そして、設備の種類ごとに耐用年数は異なります。解凍機の導入を検討するとき、業態や業種によって耐用年数が異なることを把握し、企業・店舗ごとに耐用年数を確認することが必要になるのです。
減価償却で考慮される耐用年数と使用可能年数は同じではありませんが、解凍機を購入やリースする場合に、新品と中古のどちらを選択することが有利であるかについて考えていきます。
解凍機を新品で購入する場合の耐用年数は、食料品製造業用設備10年、飲食料品卸売業設備10年、飲食料品小売用設備9年、飲食店業用設備8年です。このように、新品で解凍機を購入する場合の耐用年数は、8~10年です。
解凍機を中古品で購入する場合の耐用年数は、「(新品の耐用年数)-(経過年数)」で考えます。そのため、新品の解凍機の耐用年数の8~10年から経過年数を差し引いた年数が、中古解凍機の耐用年数になります。
中古解凍機をリースする場合の貸付期間も、「(新品の耐用年数)-(経過年数)」で考えます。ただし、リースの場合は、耐用年数を過ぎている場合の貸付期間は2年です。
解凍機の新品と中古の耐用年数について考えてきましたが、解凍機を中古で購入する場合に耐用年数の短さや性能に不安が残ります。もちろん、耐用年数は減価償却から考えて設定されていますが、設備が古くなれば故障は起こりやすくなります。そして、設備も使用年数とともに劣化しますので、耐用年数が長い新品の解凍機を購入することがよいといえます。中古品を購入してすぐにダメになるよりも、新品をあらかじめ購入することが有利といえるのです
サイト内で紹介している解凍機の特徴についてまとめました。食材やニーズに合わせて適した解凍方法を選びましょう。