ここでは、寿司の冷凍方法と解凍方法、寿司用の解凍機を扱っているメーカーを紹介しています。
急速冷凍技術が開発されたことで、寿司も冷凍保存できるようになっています。急速冷凍保存は、-30度以下の冷気を吹き付けて短時間(30分以内が目安)で-18度以下まで冷却する技術です。急速冷凍の魅力は、品質の劣化が起こりにくいことといえるでしょう。寿司の種類によっては、冷凍とわからないこともあります。残念ながら家庭で急速冷凍はできません。
家庭用の冷凍庫でも寿司の冷凍保存は可能です(傷みには注意が必要です)。ただし、家庭用の冷蔵庫でネタを冷凍すると食感の変化が起きやすくなります。また、脂質の酸化にも注意が必要です。品質は劣化しやすいといえるでしょう。
冷凍保存のメリットは、寿司を長期間保存できることです。具体的な賞味期限は冷凍方法・保存環境などケースによって異なりますが、半年~1年程度、美味しく食べられるものもあります。冷凍庫にストックしておけば、必要なときに取り出して食べられます。調理済みであるため、料理の手間を省ける点も魅力です。
家庭用の冷凍庫を使用する場合、以下の方法で握り寿司を冷凍します。
解凍方法が異なるため、ネタとシャリをわけて冷凍します。アルミホイルまたはアルミトレイを使用する理由は、熱伝導率を高めて少しでも早く凍らせるためです。
家庭用の冷凍庫を使用する場合、以下の方法でちらし寿司を冷凍します。
アルミトレイを使用する理由は握り寿司と同じです。
ネタも冷凍できますが、家庭用の冷凍庫を使用すると食感が変わりやすくなります。家庭での冷凍にはあまり向いていない食材といえるでしょう。
急速冷凍した押し寿司は、自然解凍・湯煎・レンジの3つが基本の解凍方法です。自然解凍する場合は、冷蔵庫内ではなく常温で解凍します。冷蔵庫内で解凍すると、ご飯に含まれるでんぷん質が老化してポロポロの食感になってしまうからです。
ネタとシャリを別の方法で解凍します。ネタは冷蔵庫内で自然解凍、シャリは電子レンジで解凍が基本です。シャリが温まったあとは常温で冷まします。
刺身は冷蔵庫内で自然解凍します。酢飯は、電子レンジで解凍してから蒸し器で10分程度蒸します。蒸気が上がってから酢飯を入れます。
冷凍寿司の解凍に特化した卓上型小型解凍機「B-1-S」を扱っています。特徴は、ネタとシャリの解凍温度を別々にコントロールして、握りずしの美味しさ再現を目指しているとのことです。冷凍寿司10貫を72秒で解凍できます。
サイト内で紹介している解凍機の特徴についてまとめました。食材やニーズに合わせて適した解凍方法を選びましょう。