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米田工機

※2023年調査時点、公式サイトに解凍機の情報がありませんでした。

業務用解凍機・リジョイスの製造・販売を手がける米田工機について、取り扱う解凍機の特徴や導入事例について調査した内容をまとめて紹介します。

米田工機公式HPキャプチャ

引⽤元:米田工機公式HP(https://yoneda-kohki-group.co.jp/)

米田工機の導入事例

全国寿司チェーン店「銀のさら」の宅配サービスを支えるリジョイス

米田工機の液体急速凍結機「リジョイス」は、大手寿司チェーン店「銀のさら」で実際に導入されています。

銀のさらは、急な予約や大量の注文が発生した際にも寿司の旨みや鮮度を損なうことなく対応したいという課題を抱えており、その解決策としてリジョイスを導入しました。

リジョイスは寿司ネタの水分を電気エネルギーで制御しながら解凍するため、ドリップを発生させることなく生そのものの食感や発色で解凍することが可能なため、高品質な寿司のデリバリーに貢献しています。

参照元:RIDE ON EXPRESS PDF(https://www.rideonexpresshd.co.jp/news/images/97c108bece1b3aaf13cbaba3d7e30454782f6473.pdf

牛肉や鮮魚の鮮度を落とさず全国配送が可能に

淡路島にある精肉店「美菜恋来屋(みなこいこいや)でも、米田工機のリジョイスは活用されています。

こちらの精肉店では、通販EC事業を強化して日本全国に淡路島産の精肉をデリバリーする上で、品質劣化や食品ロスを防げる凍結設備が必要になり、液体急速凍結のメリットからリジョイスを採用しました。

食品の細胞を破棄することなく、ドリップによる旨み成分の放出も極力抑えつつ冷凍することで、高品質の食品デリバリーが可能になりました。米田工機の営業担当者の熱意や丁寧さも導入の決め手になったとのことです。

参照元URL:米田工機公式HP(https://kyusokureitoki.jp/examples/minakoikoiya/

福祉食の計画生産に貢献

三重県で給食弁当や介護食の製造販売時事業を展開するオーケーズデリカ株式会社では、福祉食の品質を損なうことなく計画生産を実現したいという目的から、リジョイスが導入されました。

福祉食は、禁止食の細かな設定や日々の数量変更など非常に複雑な製造を行わなければなりません。これらの福祉食を、品質をさげずに計画生産する上で、リジョイスの急速液体冷凍が合っていました。

業務効率化に加えて、災害時でも安定して食品を提供できる製造体制が整うなど、事業運営に大きく役立っています。

参照元URL:米田工機公式HP(https://kyusokureitoki.jp/examples/oks-delica/

米田工機の特徴

マイナス35℃の液体を用いた液体急速凍結機

米田工機が開発を手がける「リジョイス」は、マイナス35℃の液体を用いて食品を急速に冷凍することで、解凍後の風味や旨みを損なわない業務用凍結機です。

食品を液体につけて凍らせるリジョイスは凍結時にムラが発生しにくく、短時間で食品を凍結させることで旨みを逃すこともありません。

鮮魚や生肉をはじめとして、野菜やフルーツ、加工食品など幅広い食品に対応した冷凍機です。

10種類のラインナップを用意

米田工機の「リジョイス」は様々な食品加工現場の環境やニーズに対応できるように、サイズや凍結能力に応じて計10種類のラインナップを用意。

手狭な調理場にも設置しやすい最小型タイプ「RF-1」は、縦510×横620×高1135(mm)というコンパクトなサイズで、最大1時間当たり1.5kgの凍結能力を持っています。

大型機やコンベア型の連続機などは、クライアントごとにオーダーメイドで設計、販売に対応しています。

疑問や不安を解消するテストルームを完備

米田工機は、解凍機の導入を検討しているお客様にその使い勝手を実感してもらえるように、神戸市西区の本社にテストルームを完備。スタッフ立ち会いのもと解凍データを実測できます。

本社まで来社するのが難しい場合は、解凍データを測定したい取扱い品のサンプルを送れば、米田工機のスタッフがテストを実施し、1週間以内にクール便でテスト結果を返送してもらえます。

自社の取り扱い製品で解凍データを実測できることは、製品導入を検討する上で非常に参考になります。

解凍方法別に見る業務用
解凍機メーカー4選

米田工機の解凍機

米田工機を検討するなら

米田工機の業務用解凍機を導入するにあたって、どの解凍方法が適しているのか明確にすることをお勧めします。その解決ができる機能を有している解凍機を探してみましょう。

どのメーカーの解凍機が用途に合っているか、製品の特長を解凍方法別に比較をしてみましょう。

Recom
mended

業種で選ぶ解凍機メーカー3選

「ピークタイムに急な解凍作業が追いつかず、調理スタッフが現場で混乱してしまう」「解凍ムラによって食材の品質が低下し、クレームにつながる」といった問題は、多くの法人企業様が直面している課題ではないでしょうか。これらを解決し、作業効率を飛躍的に向上させながら、食材の鮮度・食感をしっかり維持して短時間で解凍できるのが最新の業務用解凍機です。導入によりオペレーションの円滑化や顧客満足度の向上はもちろん、スタッフの負担軽減など、多方面にわたるメリットが期待できます。

大手食品加工メーカー・
スーパー向け
フジ技研工業

引用元:フジ技研工業公式HP
https://www.fujigiken.net/thawing

特徴

  • ドリップを抑えつつ食材本来の色や風味を保ち、ムラなく均一に解凍が可能。大量仕入れ・加工を行う大手食品加工メーカーでの品質を安定させ、食材の無駄を減らし、クレーム削減やコスト削減にも貢献。
  • 強力な紫外線を照射し、カビなどを効果的に殺菌。製造ラインやバックヤードなど、衛生管理が求められる現場でも、清潔な状態を維持。食品の安全性と品質を確保。
  • 小型~大型まで多彩なモデルがあり、食品工場や店舗の規模・処理量に合わせて導入しやすい。

解凍方法

低温高湿解凍

冷たい湿気で鮮度と食感を保持

公式サイトで
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高級寿司・
料亭向け
プロトンエンジニアリング

引用元:プロトンエンジニアリング公式HP
https://proton-eng.co.jp/

特徴

  • 100%の湿度環境と独自の電磁波技術を組み合わせるプロトン解凍でドリップを抑え、寿司ネタや高級食材の旨味・食感を保ちながら短時間で解凍が可能。
  • 庫内の空気圧をにコントロールすることで、食材への風を均等に行き渡らせ、解凍ムラを防ぎながら見た目の美しさや鮮度を安定して保持できる。
  • 柔軟な設備改修とコスト効率を両立し、既存の冷蔵・冷凍設備を活用しながら高品質な仕上がりと運用コストの削減を実現。

解凍方法

プロトン解凍

磁場と電場で細胞を守り品質維持

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回転寿司・
チェーン居酒屋向け
明治機械

引用元:明治機械公式HP
https://www.meiji-kikai.co.jp/microwave/

特徴

  • 物質への浸透性が高いマイクロ波により、食品内部まで均一にエネルギーを供給することで、魚介類から肉類までメニューの多い店舗の幅広い食材に対応できます。
  • 形状がバラバラかつ大量の食品でも短時間で均一に解凍。注文から提供までの時間を短縮できるため、ピーク時でもスムーズな料理提供が可能。
  • コンパクトな設計であるため、限られた厨房スペースやスタッフの多い店内でも、スタッフの動線を邪魔せず設置が可能。

解凍方法

マイクロ波解凍

マイクロ波で素早く均一に解凍

公式サイトで
機能の詳細を見てみる

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